現在、春夏レジャー人気を集めているSUPですが、ショップのレッスンやツアーなどで体験された方も多いのではないでしょうか? 一度体験してみて「楽しいからまたやりたい!」「自分自身で好きな場所を冒険したい!」といった気持ちになった方も多いのではないでしょうか?
私も、一度体験してから「家族で楽しみたい」「人の居ない少し離れたきれいな場所でぼ~っとしたい」などを考え、SUPを実際に購入しました。しかし、どのようなSUPを購入してよいのかが、これから購入する人にとっては難関であるはず。
まず購入するときのポイントとして以下の情報が必要な情報ではないでしょうか?
ここではどのようなシチュエーションの時にどんな機能があると便利がを紹介したいと思います。
- SUPの種類
- SUPの形状
- 便利な装備
- ほしい小物
SUPの種類
SUPの種類は大きく2種類に分かれます。
ハードボード
FRPや木、竹などで作られている表面が硬い素材でできているボード。
サーフィンの板のような硬さを持ったものをイメージするとわかりやすいかなと思います。
メリット
表面が硬いので、ボードのしなりが少なく、波に乗ったり、長距離を移動したり、スピードを出したりできるボードです。
しっかりしたものが多く、太陽光などにも強いので、長持ちします。
表面のデッキパッドなども張替えがしやすく、がっちり乗りたい人はハードボードを選ぶと良いと思います。
レースや、サーフィンなどでしっかり使用することができるので、しっかり波に乗ることができ、ボードコントロールもしやすいのが特徴です。
ウッドでできたプレミアムなモデルも発売されているので、人との違いを見せるにはウッドモデルも
デメリット
本体を折り畳むことができないので、車での移動の場合は大きめの車に格納するかルーフに乗せるなどの方法が必要となります。 岩や地面にぶつけてしまった場合にその部分から浸水してしまい、内部が腐食してしまうことがあるということ。
万が一亀裂などが生じた場合はすぐにリペアすることをお勧めします。
インフレータブルボード
PVCなどのビニール系素材から作られる、空気を入れて使用するボード。
業務用看板用のテントシートやトラックの幌、業務用のボートなどで使用されている素材で作られています。
メリット
空気を入れて使用するので浮力が高くスイスイ移動できます。バッグに入った状態で持ち運ぶことができるので、旅先への持ち込みや車から離れた場所へのアプローチも負担なくすることができます。
レジャー向けに開発されたものも多く、ピックアップハンドルが装備されていたり、アクションカメラマウントが装備されたものもあります。
デメリット
浮力が高くスイスイ移動ができることがある反面、風に流されやすく事故につながる可能性も考えられます。
空気を入れて使用するため、鋭利が鋭い岩肌や貝殻などで表面に穴が開いたりなどパンクの可能性があります。
SUPの形状
SUPのボディ形状は様々でレースに向いていたり、クルーズに向いていたりと向いている用途が形状によって変わってきます。
レースボード
先が尖っており、全体的に細身の形状です。
波の抵抗が少なくパドリングでスピードが出やすいのが特徴です。
メリット
ボディが細いので抵抗が少なく、スピードが出やすい。漕いだスピードを感じられるので、スピードを感じたい方にお勧め。
デメリット
ボディが細いので安定性が悪く、ターンがしにくい。
ウェーブボード
浮力や形状は様々ですが、全体的に波をつかみやすい形状になっているところが特徴です。
ボード全長が短くターンなどもしやすくできています。
インフレータブルボードで波にのることコントロールが難しいため、ハードボードであることが多いです。
メリット
波をつかみやすく、波に乗った後にコントロールしやすい。
クルージングまで幅広く使える。
デメリット
波の大きさや形状によっては、浮力を変えて乗りやすくする必要もあります。
浮力の少ないものはパドリング時の抵抗が大きい
オールラウンドボード
クルージング向きに作られており、ターンもしやすく誰でも扱いやすくできているところが特徴です。ハードボード、インフレータブルボードともに多く初めて手に入れる方や家族で楽しみたい方にお勧めです。
メリット
浮力が高く、取り回しがしやすい、安定性もあるのでクルージングやヨガなど、オールラウンドでの使用が可能。インフレータブルボードも多く、持ち運びもしやすい。
デメリット
浮力が高いので波に乗るのは不向き、幅広い形状のため、スピードが出にくい。
フィッシングボード
釣り向きに作られており、両側にフロートがついたような形状で幅も広く安定しており転覆しにくいのが特徴です。
クーラーボックスやイスが取り付けられるように設計されているものもあり、釣りに特化しています。
メリット
幅が広く安定しており転覆の可能性が低くしてある。インフレータブルタイプでは空気室が2か所の構造で設計されているものもあり、万が一パンクした時でも安全に移動することができる。
ロッドホルダーやイス、クーラー固定用金具などが装備されているモデルもあり、釣りに特化した設計になっている。
デメリット
ボディが大きいのでスピードが出にくい。空気室が2か所の構造のものの場合ボディ全体が重く、陸での移動では負担がかかる。
ヨガマットボード
ヨガをしやすい形状で作られており、全体的に幅が広めで、短いのが特徴。
紐で繋げられるように前後にハンドルや、Dリング等が取り付けれられている。
メリット
幅が広く安定しており転覆の可能性を低くしてある。
表面のシートはフラットなものが多く、膝などに跡が付きにくいようになっている。
ひも等でつなぐことができ、プールなどでも利用できるように設計されている。
デメリット
底面にフィンがついていないのでクルージングなど、SUPとして利用することは難しい。
ここまでボードの種類、形状などを説明してきました。用途によってさまざまな種類があり、どれにしてよいのかわからなくなってしまったかもしれません。
どの形状にすればよいのか迷ってしまった場合は、乗りやすくデザインも豊富なオールラウンドボードから始めることをお勧めします。
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