SUPの準備

SUPを購入したけれど、どのように準備してよいのかわからない、または実際にパドル向きとか長さなど。
また、すでに使っていたのに意外とわからない部分がたくさんありますよね。
SUPの準備をどのようにすればいいのかを解説したいと思います。

ボードを膨らませる

インフレータブルSUPは折り畳まれた状態でバッグの中に入っていることがほとんどです。
まずは広い場所でバッグからSUPを取り出し、広げてみましょう。
広げる場所は突起物のない平らな場所が良いです。 岩場や木の枝の上などの尖ったものが多い場所ではSUPを傷つけてしまう可能性があるので、避けてください。

新しいSUPの場合は保護ビニールが入っていますので、フィールドの近くで開封する場合は周囲にビニールが飛んでいかないようにきおつけましょう。

SUPポンプの吐き出し口

バッグからポンプとホースを取り出し、ポンプのINFLATEと印字されている側にホースを接続します。

次にSUPのエアーバルブ部分を時計と反対周りに回し、エアーバルブキャップを外します。
キャップ内部のエアーバルブ部分は中心のピンを押し、下がった状態でオープン、ピンが上がった状態でクローズとなります。 

エアーを注入する際はクローズの状態に合わせ、バルブ部分にエアーホースを差し込み時計回りにひねって接続します。

SUPにポンプを差し込む

ポンプを上下させることでエアーが注入されていきます。
ポンプの横にある赤いコックを取り付けた状態にするとポンプの上下でエアーが入り、外した状態で押し込む際のみエアーが入るようになります。
初めのうちは赤いコックを取り付けた状態でエアーを入れ、ポンプの動作が硬くなってきたら赤いコックを外してエアーを入れます。

SUPにポンプで空気を入れる

エアー圧は10PSI~13PSI程度に入れてください。
圧力が低いとボードがやわらかい感触になり操作しにくくなります、高いと硬くなり真夏ではパンクのリスクが増えます。

関連記事>>SUPのエアー圧力はどのくらいが良いのか

エアーを適正圧力まで入れたらホースを時計と反対周りにひねり、取り外します。
取り外す際は圧力がかかっていますので、エアーの抜ける大きな音が鳴りますが、エアーは止まります。
止まらずにエアーが出続けてしまう場合は、エアーバルブの中心を押しエアーを止めます。
エアーが抜けてしまった際は再度エアーポンプを取り付けて圧力を確認してください。

エアー注入後はエアーバルブキャップを時計回りに回し取りつけます。

フィンの取り付け

フィンはスライドして取り付けます。
フィンの尖っている方が後方になります。

フィンの取り付け方向1

前方から差し込みスライドし取り付けます。
新しいうちは差し込み部分が狭くなっており、フィンがうまく差し込めない場合があります。その場合は、フィンの前方側がテーパーになっていますので、テーパー側を少し差し込み、入り口付近を広げてから正常な向きで差し込むと良いです。

フィンのスライドが硬い場合は一度取り外し、砂やごみが挟まっていないかを確認します。
フィンはぴったりと作られているので少しの砂でも取り付けが難しくなったりします。
それでも硬い場合はボードの後端に膝を当て、両手でフィンを手前にスライドさせます。 手袋や、タオルなどがあると手が痛くなりにくいです。 あまり無理に差し込むと外れなくなってしまったり、フィンを折ってしまったりしますのでご注意ください。

SUPのスライドフィンにピンを差し込む

フィンを取り付け後、横からロックピンを差し込み固定します。
フィンが最後まで入っていない場合はピン穴がずれ、ピンが入らない場合があります。

パドルの組立

パドルは3ピース構造になっています。
パドル部分とピンがついているロッドを接続します。

パドルの組付けピン位置

ピン部分を押し込み、パドル側のロッドにある穴に合わせます。取付後、ピンが飛び出ていることを確認します。
ピンの動きが悪い場合はマリン用のオイルスプレーなどを塗布してあらかじめメンテナンスしておくと良いと思います。

パドルのロック方法

ロッドのロックレバーを開けた状態にしてロッドの形状を合わせて差し込みます。
ロックレバーを閉じるとロッドの長さが固定できます。

ロックをしてもロッドがスライドしてしまう場合はロックレバーを上げて時計回りに回し、締め付けを強くします。
強く締め付け過ぎた場合はロックレバーがロック側に動かなくなります。

パドルの長さは身長+20cmで設定すると漕ぎやすくなります。
短すぎると立って漕いだ時の腰への負担が大きくなるほか、バランスを崩しやすくなります。
座って漕ぐ時は短くすることで漕ぎやすくなります。
長すぎると取り回しが悪く、ボードに引っ掛かりやすくなるほか、ボードの外側を漕いでしまうため、漕いだ際の左右のバランスが崩れ、まっすぐ進みにくくなりますので適正な長さにすることをおすすめします。 

パドル使用時の方向

漕ぐ際はパドルの沿っている側が前、グリップ部分を握りのこぶが前になります。
使用している際に何かの都合で反対になってしまった場合はパドルが漕いだ際に左右に振られます。
反対に使用しても特に壊れたりはしませんのでご安心を。

リーシュコードの取付け

リーシュコードの取り付け1

リーシュコードは後方のDリングを使用して取り付けます。
リーシュコードの端部をボード後部のDリングに通し、通した輪にリーシュコード本体を通して取り付けます。

リーシュコードの取り付け2

使用する際はマジックテープで足首に巻き、しっかりと止めて下さい。
ボードから離れてしまった際にボードを引き寄せることができますので、特別な場合を除き必ず使用するようにしてください。

準備はここまでです。さあ、出航しましょう!
でも楽しむためのグッズをお忘れなく!

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